韓国観客動員数5週連続第1位、韓国観客動員数750万のメガヒット映画『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』より、リュ・スンワン監督のアクションに注目したコメンタリー映像が到着した。
2015年に公開され韓国で1340万人を動員し大ヒットした痛快アクション『ベテラン』の第二弾となる本作で再びメガホンをとったリュ・スンワン監督。20代から短編映画の製作を開始、2000年にインディーズ作品で長編映画デビュー、『ベルリンファイル』(13)で頭角を現し、続く『ベテラン』が韓国で1340万人を動員する大ヒットとなり、アクション映画界での確固たる地位を確立した。その後、『モガディシュ 脱出までの14日間』(21)、『密輸 1970』(23)など人気作を次々と生み出し、韓国を代表するヒットメーカーとなった。

『ベテラン』では、巨大財閥と広域捜査隊の対決を描いたが、今作では、連続殺人鬼と凶悪犯罪捜査班の対決だ。到着したアクションコメンタリーは、前作から主演再登板となるファン・ジョンミンによるにこやかな挨拶を皮切りに、続編を制作陣が皆待ち望んでいたという言葉や“仲間”としての結束について語るリュ・スンワン監督の様子も映し出される。
■『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』アクションコメンタリー映像
座長であるファン・ジョンミンについて、撮影監督のチェ・ヨンファンは「アクションシーンで最高の表情を見せてくれる俳優です」と証言。ファン・ジョンミン自身は「体を張りたいわけじゃないです。でも監督に言われたらやるしかない」とほほ笑む。自身が演じたパク・ソヌ役についてチョン・ヘインは「新人刑事で最年少なので情熱と覇気を見せようと思いました。アクションスクールで関節技などを学び、自由自在に動けないといけないのでとにかく練習をしました」と制作前の取り組みについて語る。ファン・ジョンミンは「彼(チョン・ヘイン)の参加で新しいものも生まれたと思います。彼のうまいアクションに僕が乗っかった」とチョン・ヘインの動きが自分の演技にも影響したと明かし、信頼度の高さを窺わせた。

さらにファン・ジョンミンはリュ・スンワン監督作品に再び参加したことについて「リュ・スンワン監督との撮影はいつも幸せを感じます」と喜びを口にする。監督自身は前作『ベテラン』との違いを「前作がミルクチョコなら、今回はダークチョコだ。それまであったものと新しいものとのバランス、そこが最大の課題でした」と振り返る。終盤にチョン・ヘインが「一緒に怒り、一緒に痛快さを感じる。そんな感覚を味わえると思います」と述べるように、一癖も二癖もあり多面的な魅力を放つ本作は必見だ。

4月11日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー